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2年間伸ばし続けた山内琉心君の髪にはさみを入れる母志津乃さん(左)=明石市野々上3
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2年間伸ばし続けた山内琉心君の髪にはさみを入れる母志津乃さん(左)=明石市野々上3
カットした髪を掲げる山内琉心君(手前)=明石市野々上3
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カットした髪を掲げる山内琉心君(手前)=明石市野々上3

 医療用ウィッグ(かつら)を作るため髪を提供する「ヘアドネーション」に役立てようと、2年以上にわたって髪の毛を伸ばし続けた広島市の小学4年山内琉心君(10)が2日、兵庫県明石市内で髪をカットした。幼い日を過ごした明石の地で、友人の父親である美容師にはさみを入れてもらった。(長尾亮太)

 「男の子がなぜ髪を伸ばしているの?」。山内君は2020年4月、ヘアドネーションを取り上げた新聞記事を見て、疑問を抱いた。母志津乃さん(39)から、髪の提供を通して病気の人を助けられると聞いて、自身も伸ばすことを決めた。

 6年生から「カミナガ」とからかわれることもあった。しかし、担任の教員はクラスメートや、からかってくる子どもに、琉心君が髪を伸ばす目的を丁寧に説明してくれた。級友たちは応援し、その6年生も「じゃあ頑張れ」と励ましてくれるようになったという。

 日々の手入れも楽ではなかったが、家族が一緒になって取り組んだ。風呂上がり、ドライヤーで髪を乾かしたのは父貴志さん(45)。せっかくなら美しい髪を届けようと、志津乃さんはトリートメントをしたり髪にオイルを塗ったりした。

 貴志さんは神戸市西区出身で、琉心君も3歳まで明石市内で過ごした。当時、琉心君と交流のあった友人の父親で、ヘアサロンaimy(エイミー)=明石市野々上3=を営む山本達也さん(44)に切ってもらった。

 40センチほど髪を切り、さっぱりとした息子を見て「長髪姿を見慣れているのでちょっぴり寂しい」と、志津乃さん。その傍らで琉心君は「これで困っている人の役に立てる」とたくましく、満面の笑みを見せた。

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