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クビアカツヤカミキリを探す明石北高生たち=明石市大久保町松陰
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クビアカツヤカミキリを探す明石北高生たち=明石市大久保町松陰
石ケ谷公園で先月発見されたクビアカツヤカミキリ(兵庫県提供)
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石ケ谷公園で先月発見されたクビアカツヤカミキリ(兵庫県提供)

 明石北高校の生徒有志らが12日、石ケ谷公園(兵庫県明石市大久保町松陰)で先月見つかった特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」について、周辺調査を実施した。(有冨晴貴)

 このカミキリムシは桜や桃などバラ科の植物に寄生する。体長は2・5~4センチ程度で、首のように見える部分に赤い筋があるのが特徴。農作物や倒木の被害が心配される。石ケ谷公園の桜で6月29日、兵庫県内では初めて発見された。同日の調査で計3匹が見つかり、その後も7月9日までに別の4匹を確認。県内への侵入の初期段階とみられる。

 同校の調査には、生徒7人と生物教諭の植田好人さん(44)が参加した。石ケ谷公園やその周辺の桜を調べ、幼虫が排出する木くずとふんが混ざった「フラス」がないか、成虫がいないかを調べた。

 調査は約3時間に及んだが、クビアカツヤカミキリは発見されなかった。フラスは複数発見されたが、違う虫によるものとみられる。フラスの写真などの調査結果は、市に報告して今後の調査に活用する。

 植田さんによると、同校敷地内でも目撃情報があったが、確認できなかったという。「大繁殖はしていなさそうでほっとしている」。参加した女子生徒(16)は「調査を通じて自然の多様性が分かった。クビアカツヤカミキリが見つからなくて良かった」と話した。

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