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デザインが決まった「みんなが選べる明石の制服」(明石市教育委員会提供)
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デザインが決まった「みんなが選べる明石の制服」(明石市教育委員会提供)

 兵庫県明石市教育委員会は、各中学校の制服とは別に、市内すべての中学生が自由に着られるようにする新たな制服についてデザインを決めた。濃い紺色のブレザーに灰色チェック柄のスラックス・スカートを組み合わせて、性差に関係なく親しみやすい仕上がりになった。来年4月の導入を予定している。(長尾亮太)

 各校独自の制服の替わりにもなる新たな制服は、中学生にとってあくまでも選択肢の一つで、必ずしも買ったり着たりしなくてもよい。呼び名は「みんなが選べる明石の制服」にした。

 中学校全13校のうち、現在6校がブレザーを採用している。市内にはスカートからスラックスに替えて通学している生徒が、4月時点で約100人いる。セーラー服などと比べて、ブレザーはスカート、スラックスのいずれにも合わせやすいという。

 制服のスタイルや基本となる色に関するアンケート(生徒や保護者、教職員1364人が回答)を今年2月に実施した後、生徒や保護者、教員、メーカーらでつくる会を設けて意見交換。7月に再びアンケート(小中学生や保護者、教職員4355人が回答)を行い、小中学生に人気があったブレザーとスラックス・スカートの組み合わせを選んだ。

 動きやすさや着替えやすさなどの機能性を備え、家庭で洗濯できる。価格は各販売店が設定するが、ウール混率や縫製方法などの自由度を与えて、製造コストを下げられるようにした。3万円台前半を想定している販売店もあるという。

 10月に各中学校区で見本を展示するとともに、小中学生や保護者に対して新たな制服の位置付けを説明する。11、12月に採寸や申し込みを行い、来年2、3月に受け渡す。

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