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飛来したコウノトリ(羽の先が黒いもの)。池で餌を探すなどしていた=明石市西部
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飛来したコウノトリ(羽の先が黒いもの)。池で餌を探すなどしていた=明石市西部

 兵庫県明石市西部のため池に約15羽のコウノトリが飛来した。県立コウノトリの郷公園(豊岡市)の担当者によると、コウノトリの個体数増加がうかがえるという。(有冨晴貴)

 いなみ野ため池ミュージアムの統計では、この池には2018年から昨年まで4年連続でコウノトリが飛来している。

 近くに住む女性(81)は5日午前6時半ごろ、約5羽がいるのを見つけた。また、同9時半ごろに、北西から約10羽が一挙に飛来した。コウノトリはしばらく池にとどまったが、午後5時半ごろに飛び立ったという。女性は「20年近く池を見ているが、こんなことは初めてで感動した」と話した。

 同ミュージアムの統計によると、東播磨地域へのコウノトリの飛来は増加傾向が続く。昨年確認されたコウノトリは139羽で、前年比約1・5倍だった。明石市内では、17のため池で72羽が確認された。

 コウノトリはかつて日本各地に生息していたが、田んぼの減少や農薬の影響を受けて減少。野生個体は1971年に絶滅した。海外から幼鳥を譲り受け、国内で保護繁殖している。

 足環や県立コウノトリの郷公園の情報を基に記者が数えたところ、約15羽のコウノトリが飛来したとみられる。同公園の担当者は「個体数が回復した結果で、10年前には考えにくかった数字」という。

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