江戸時代に造られた明石港のシンボル、旧波門崎燈籠(はとさきとうろう)堂(兵庫県明石市港町)の灯籠部が木製で復元され、18日に完成式があった。約60年前に灯台としての役割を終えた後、老朽化が進んでいたが、観光や散策のスポットとして親しんでもらおうと市が再整備し、往時の姿を取り戻した。(長尾亮太)
市によると、燈籠堂は17世紀に設置され、石造りの灯台として国内屈指の古さを誇る。江戸時代の明石港は、潮流が速い明石海峡で航行に適した潮を待つ「潮待ち」や、淡路島と行き来する船の港として栄えた。港口を示す夜間の目標となることで、燈籠堂は海上交通を支えた。
戦後の1951年に連合国軍総司令部(GHQ)の指令で所有が明石市から国へ移ったが、63年に沖合に新たな灯台ができ、灯台としての役割を終えた。
99年に海上保安庁から譲り受けた後、市は2004年に専門家や漁協関係者らでチームを立ち上げ、復元に向けて研究を重ねた。
灯籠部は、宮内庁が所蔵する1908(明治41)年発行の「明石名所写真帖」の写真を基に復元した。ヒノキ製の寄せ棟造りで、屋根は銅板でふき、頂部に宝珠を付けた。先代のコンクリート製灯籠部も、燈籠堂の脇に置いている。今回の工事では転落防止柵で一帯を囲ったほか、ベンチも設置した。
同日午後5時半に始まった完成式では、泉房穂市長が「明石は歴史のまち、文化のまち。これからも歴史、文化をしっかり応援するような明石でありたいものだと考えている」とあいさつした。カウントダウンに合わせて四方からライトを当てると、日没直後の薄暗くなった空を背に燈籠堂が浮かび上がった。ライトアップは毎日、日没から午後10時まで。
【旧波門崎燈籠堂(明石港旧灯台)】1657(明暦3)年に5代明石藩主松平忠国によって造られたと考えられてきたが、49年までに制作された「播州明石城図」に登場する。当初は平屋の建物の中で火をともしたようで、その後に高石垣の上に火袋を載せる形式となった。石積み部は「合端(あいば)合わせ」という石垣を築く技術で、花こう岩の切石が隙間なく積み上げられている。2014年に国登録有形文化財、21年に市指定有形文化財となった。

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