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プラネタリウムを分解整備するドイツ人技師ら=明石市人丸町2
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プラネタリウムを分解整備するドイツ人技師ら=明石市人丸町2

 明石市立天文科学館(兵庫県明石市人丸町2)のプラネタリウムが、長期の分解整備(オーバーホール)に入っている。ドイツ人技師2人が来日し、23日まで1カ月近くかけて点検、整備をする。

 同館の投影機は旧東ドイツのカールツァイス・イエナ社製で、1960年6月10日の開館とともに設置。現役の機器としては日本最古で、世界でも屈指の古さとみられる。

 大規模なオーバーホールは2010年以来で、通算5回目となる。整備するのは、カールツァイス社(ドイツ)の技師、ハンツ・ケッペンさん(71)とハンツ・ウィーランドさん(61)の2人。当初は昨年1月に来日予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、3度にわたり延期となっていた。

 ケッペンさんによると「月の満ち欠けがわずかに遅れているなど小さな不備はあるが、おおむねきれいでいい状態」という。プラネタリウムに取り付けられている32個の恒星投影機を取り外して点検し、機器全体の動きも確認する。

 ウィーランドさんは「現代のデジタルなプラネタリウムよりも、星を映す表現力に優れると思う。100年稼働するチャンスが十分ある機器だ」と話した。(有冨晴貴)

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