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同時流行への対策について高齢者施設の職員に説明する濵田昌範あかし保健所長=明石市大久保町八木
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同時流行への対策について高齢者施設の職員に説明する濵田昌範あかし保健所長=明石市大久保町八木

 新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に、あかし保健所(兵庫県明石市)が警戒感を強めている。両方のワクチンを接種したり、解熱鎮痛剤やコロナ検査キットなどを備えたりするよう呼びかけるとともに、手洗いやマスク着用、換気など感染症対策を徹底するよう改めて訴えている。(長尾亮太)

■南半球で流行したタイプは

 保健所によると、新型コロナの流行が始まってからインフルエンザの感染者はほぼ出なかった。しかし、今年は南半球のオーストラリアでインフルエンザがはやったため、国内でも流行が心配されている。オーストラリアの流行は、高齢者を中心に重症化しやすいとされるA香港(H3N2)型が主流だった。

 新型コロナが流行「第8波」入りしたとみられ、発熱外来にかかりづらくなることも想定される。そこで、保健所が事前の入手を呼びかけるのが、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬や抗原検査キットだ。検査でコロナに感染していないことが分かれば、医療機関に受け入れてもらいやすくなるという。

■食料品は1週間分を

 療養に備え、スポーツ飲料や体調が悪くても食べやすいそうめんなど食料品を1週間分ほど用意しておくことも勧めている。

 あかし保健所は18日、高齢者施設の職員を対象に、同時流行に関する説明会を開いた。浜田昌範所長は、施設で発生するクラスター(感染者集団)について、職員が意図せずウイルスを持ち込む可能性を指摘。「職員がしんどいと感じたら、無理せず休める環境を整えてほしい」と呼びかけた。新型コロナに感染したか確かめられるよう、検査キットも配った。

 また、施設でインフルエンザの患者が出た場合に、タミフルなど抗ウイルス薬を他の入所者らに予防投与することについても「発症は防げなくても症状は軽くできる」と語った。

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