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かんなくずを利用してフラワーアートを作る東田里美さん=明石市船上町
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かんなくずを利用してフラワーアートを作る東田里美さん=明石市船上町
ワークショップではフラワーアートの作り方を教わることができる=明石市船上町
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ワークショップではフラワーアートの作り方を教わることができる=明石市船上町

 フラワーアートの教室を開いている女性が、かんなくずを使った作品作りに取り組んでいる。本来の役目を終えた物を利用して、自然のぬくもりや癒やしを感じられる作品を作るのが、かんなくずアートの魅力だと語る。

 フラワーサークル花里(兵庫県明石市船上町)代表の東田里美さん(54)。6年ほど前にマルシェで見たかんなくずアートをきっかけに、自分でも作るようになった。幅約15センチ長さ約200センチのヒノキや杉のかんなくずを裂いたり切ったりしてワイヤで留め「バラ」や「彼岸花」を作り上げる。木の色や木目が温かみを感じさせ、霧吹きで水をかけると木の香りが立つ。

 東田さんは2020年ごろから同サークルや明石公園での園芸教室などでワークショップを開いている。ワークショップでは、子どもたちがかんなくずを見て「紙?」「かつお節?」と言い、木だと伝えると「えー」と目を丸くして驚くという。東田さんは子どもが木など自然に触れる機会が少なくなっているといい、「ワークショップが自然と接するきっかけのひとつになってほしい」と話す。

 昨年からは市民団体「SDGsが生み出す未来from兵庫」が開く講習会に、自然を利用した工作の講師として参加するようになった。

 東田さんは「かんなくずアートを通して少しでも自然環境の保護やSDGs(持続可能な開発目標)に関心を持ってもらえればうれしい」と話している。

 フラワーサークル花里(hanasato.flower@gmail.com)

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