独自に発明した奇想天外な楽器「ナンセンスマシン」で演奏する芸術ユニット「明和電機」のコンサートが23日、明石市立市民会館(兵庫県明石市中崎1)で開かれる。「社長」の土佐信道さん(55)=神戸市生まれ、兵庫県赤穂市育ち=によると、ナンセンスマシンは「不可解から生まれ、常識を超えるもの」という。中小企業の作業着姿で繰り広げる異色のパフォーマンスについて聞いた。
-1993年に兄弟で結成され、今年が30周年。この間、社長の兄が「定年退職」し、社長を引き継いだ。
「幼少時代、父親が電気部品加工工場『明和電機』を経営した。でも僕の夢は絵描きだった。筑波大学芸術コースに進み、実家の家業と夢が合体し、機械を使った芸術を作るように。世の中に発表する際、大衆に分かりやすくできないかと考え、父親の会社を思い出し、兄に相談したのが始まり。これまでに250種類くらい開発した」
-ナンセンスマシンの一つ、音符形の電子楽器「オタマトーン」は2009年の発売以来、国内外で100万個超が売れた人気商品。どんな不可解が着想に?
「人間の声の不思議さを機械にしたいというアイデアから生まれた。声帯で発せられ、舌や歯などで加工されて声になる。その仕組みが面白いなと。そして声は音、なのだけれど、人の心をつかむ音。その呪術性にも興味があった」
-クラシック奏者にも楽しまれる。その魅力とは。
「アートは間口が広く、しかし奥が深いものがいい。オタマトーンは簡単で親しみやすい楽器だが、上手に弾きこなそうと思えば難しい。そこに魅力を感じてもらえているのかな」
-世界では新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻と「不可解」が続く。
「この3年はみんながコロナの不可解さにおびえ、いくら情報を調べて考えても不可解なままのこともあるとわかった歳月だった。ウクライナ侵攻には、交流サイト(SNS)で情報を拡散・共有できるようになっても戦争は起こるのだと驚かされた。戦場では武器というナンセンスマシン(無意味な機械)が使われている。明和電機のナンセンスマシンを増やし、くだらなさに笑う世界になってほしい」
-50周年に向けて夢は。
「この30年はメディアが進化した。今後は人工知能(AI)がさらに進むだろう。20年後は想像もつかないが、テクノロジーは現代の芸術家にとっての絵筆。取り入れていきたい」
-明石公演へ一言。
「ふるさと兵庫県での大規模な公演は初めて。まともな楽器は一つも出てこないので、常識から離れ、頭の柔軟体操をし、リフレッシュしてほしい」
□
午後2時開演。前売り3千円、当日3500円(高校生以下はいずれも千円)。明石文化国際創生財団主催。同財団TEL078・918・5085

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