兵庫県の西明石の味を一夜に楽しめる「西明石ビュッフェ」が１９日夜、ホテルキャッスルプラザ（同県明石市松の内２）で開かれる。地域の名店を発信しようと、地元経営者らが初めて企画。「味は間違いない店ばかり。魅力を知ってもらいたい」と語る。

　参加店は、料理が「創作料理と地酒のお店坂蔵」「お料理大福」「酒ワイン食堂トロワ」「オステリアプロフーモ」。酒類が日本酒処「おみん」「Ｂａｒ眞」「西明石ぶどう酒屋ｍａｎｍａｒｕ」。

　地元で「ベルノート音楽教室」を主宰する松井寿美子さんが、昨夏、参加店の経営者３人に提案し、準備を進めてきた。松井さんは「ずっとこういう祭典をやりたかった。知ってもらいたい比較的新しいお店に声をかけた」と話す。

　料理は各店が３品を参加者分出すほか、珍しい日本酒や国産ウイスキー、ラム、テキーラ、ワインなどを用意する。さらに同ホテルも館内店舗の料理やフリードリンク（ビール、ソフトドリンクなど）を提供。くじ引きで参加店の割引券などが入った土産も当たる。同音楽教室のバイオリン講師、高橋龍平さん、チェロ講師、藤井香櫻さんの生演奏もある。

　松井さんは「西明石はおいしいお店が多い。地域活性化のため年１回やりたい」と話し、「おみん」の高山美砂さんは「家で飲まないような銘柄をそろえた。日本酒の素晴らしさを知って」とアピールする。

　午後６時（２０分前から受け付け）～７時半。定員５０人（残席わずか）。ビュッフェは着席スタイル。参加費１万円（フリードリンク以外の酒類チケット２枚付き）。