既存の台船で海底ケーブルを巻いたターンテーブルを背に語る関勝社長=淡路市生穂新島
既存の台船で海底ケーブルを巻いたターンテーブルを背に語る関勝社長=淡路市生穂新島

 脱炭素社会の実現を推進するため、海洋土木工事会社「関海事工業所」(淡路市岩屋)は、洋上風力発電を支える海底ケーブルの工事用台船を新たに造る。高い精度で早く工事を進められる機能を備えており、同様の台船はまだ少ない。完成すれば国内最大級の規模になる。関勝社長(61)は「大きな投資だが、日本の脱炭素化に貢献したいと覚悟を決めた。私たちがせずして誰がするのかという思い」と力を込める。(中村有沙)