6月の兵庫県尼崎市議選で、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(58)や同団体所属の福井完樹市議(54)ら3人が選挙ポスター代を市に水増し請求した疑いがあるとして、市民ら2人が詐欺容疑で刑事告発し、兵庫県警が受理したことが5日、捜査関係者への取材で分かった。受理は11月19日付。
告発状によると、市議選で初当選した福井氏は、同団体関係者の男性が代表を務める「ネット選挙株式会社」(東京)に選挙ポスターの作成を依頼し、市に代金として55万5984円を請求した。
1枚当たりの単価は965・25円だが、立花氏が立候補した昨秋の県知事選では同社が1枚約130円で作成したと指摘。男性も含めて3人が共謀し、水増し分約48万円をだまし取ったと主張している。
福井氏は取材に「党の指示通りに手続きし、単価などの詳細は知らされていない。共謀との指摘は意味が分からない」と話した。
























