神戸市西区の草むらで、近くに住む穂坂修ちゃん(6)の遺体が見つかり、祖母に対する監禁、傷害容疑できょうだい4人が兵庫県警に逮捕された事件で、4人が修ちゃんの遺体が見つかる前日の21日に、京都府内のネットカフェで宿泊していたことが捜査関係者への取材で分かった。翌22日には神戸市内に戻っており、県警捜査1課と神戸西署が詳しい足取りを調べている。
きょうだい4人は、修ちゃんの母沙喜容疑者(34)、叔父の大地容疑者(32)、叔母の朝美容疑者(30)と朝華容疑者(30)。同市西区玉津町居住の集合住宅で、祖母の由美子さん(57)を含む6人で暮らしていたとされる。
捜査関係者によると、4人が持っていたネットカフェの会員カードを確認。利用履歴から、21日夜に京都府内の店舗で1泊していたことが分かったという。
県警は、由美子さんから被害の申告を受けて21日未明に自宅を訪ねたが、4人の行方が分からず、捜索を開始。22日午後、京都から神戸・三宮に戻ってきていたところを確保した。
その後の捜査で、沙喜容疑者の案内により、自宅近くの草むらでスーツケースの中から修ちゃんの遺体を発見した。県警は、修ちゃんが死亡した経緯や、遺体が遺棄された疑いについても調べを進める。