複数の従業員に違法な時間外労働（残業）などをさせたとして、神戸西労働基準監督署は１７日、労働基準法違反の疑いで、神戸市北区有馬町、「有馬グランドホテル」の男性総支配人（５６）と、ホテルを運営する株式会社「中の坊」を書類送検した。
書類送検の容疑は２０２４年７～９月、ホテルの調理部門で働く５人に労使協定（三六協定）の上限を超える残業をさせたほか、休日を含む１カ月で最長１７７時間に上る時間外労働をさせた疑い。また複数月の平均が最長約１４０時間に及んだ従業員もいたという。同労基署は総支配人の認否を明らかにしていない。
同労基署によると、同ホテルでは同様の違反が繰り返されており、悪質性が高いと判断し書類送検した。
