商店街で横一列に並び、「UFO」の歌詞に合わせてポーズを決める参加者ら=高砂市高砂町
商店街で横一列に並び、「UFO」の歌詞に合わせてポーズを決める参加者ら=高砂市高砂町

 昭和の歌謡界に一大旋風を巻き起こしたピンク・レディーのヒット曲「UFO(ユーフォー)」を100人で踊るイベントが、兵庫県高砂市高砂町の高砂銀座商店街であった。当時を知る50代半ば以上を中心に104人が参加し、近未来を感じさせる銀色の衣装でポーズを決めるなど、レトロな雰囲気の残る商店街で、昭和のダンスで盛り上がった。(宮崎真彦)

 ピンク・レディーは1970年代後半、斬新な衣装と振り付けでヒット曲を連発した女性アイドル2人組。代表曲「UFO」は、頭の上で手を合わせて振り回すなど印象的な振り付けで人気を博した。

 イベントは、昭和の風情が残る同商店街を会場に、ピンク・レディー世代に当時を思い出して楽しんでもらおうと、同町でブックカフェ「町家Tentofu」を営む衣笠収さん(62)らが中心となって初めて企画した。

 フェイスブックを通じて今年3月から呼びかけを始め、県内外から120人の参加申し込みがあった。参加希望者は、本番までに3回の練習会で振り付けなどを覚えたという。

 本番は6月末に行われ、商店街のアーケード内には銀色の衣装に身を包んだり、キャラクターのコスプレを楽しんだりした女性らが勢ぞろい。昭和を彩った「ヒゲダンス」の曲に合わせて一列に並んだ後、懐かしい「UFO」のイントロが流れると、参加者らの盛り上がりは最高潮に達した。リズムに合わせて体を動かし、ピンク・レディーになりきって、笑顔で踊りを楽しんだ。

 岡山県津山市から参加した会社員の男性(49)は「非日常の中、全員と息を合わせて踊れて、とても楽しかった」と汗をぬぐった。ピンク・レディーの衣装に身を包んだ女性(55)は「自分が主役だと思って目の前にいた人に向けて踊りきった」と笑った。