木漏れ日が美しい野外ステージで演奏するマウロ・イウラートさん(奥中央)ら=神戸市灘区六甲山町(撮影・風斗雅博)
木漏れ日が美しい野外ステージで演奏するマウロ・イウラートさん(奥中央)ら=神戸市灘区六甲山町(撮影・風斗雅博)

 六甲山でハイキングと音楽を楽しむツアー「秘密のコンサート~六甲山×クラシック♪」が催され、55人が参加した。山上に暮らすイタリア出身のバイオリニスト、マウロ・イウラートさんが自宅(神戸市灘区六甲山町)の森にある野外ステージで、日本の童謡・唱歌などで魅了した。

 2021年、コロナ禍で文化イベントがストップしていた中で始まり10回目。毎年初夏と初秋に神戸新聞社が企画し、神戸新聞旅行社が主催している。

 ハイキングでは、本紙「六甲山大学」ライター根岸真理さんらの案内で「神戸六甲ミーツ・アート2026 beyond」の作品が展示されるバンノ山荘のほか、ヴォーリズ六甲山荘、六甲山サイレンスリゾート(昼食)を巡った。

 前日までの雨があがり、晴れ間がさした午後のコンサートでは、イウラートさんとアルゼンチン出身で古典鍵盤楽器のチェンバロ奏者パブロ・エスカンデさん(京都市)、三橋桜子さん(同)が協演。ビバルディの四季より「秋」のほか、日本の四季による幻想曲では、エスカンデさんが編曲した「赤とんぼ」や「さくらさくら」などの名曲をメドレーで披露した。参加者からは「四季それぞれに思い出があるんだなと内省した」「風がそよぐ音や鳥の声もエッセンスになった」などの声が寄せられた。

 次回は来年5月中旬ごろを予定している。(松本寿美子)