「食のニーズに応え続けたい」。神明グループの商品を前に日本の農業を展望する藤尾益雄社長=神戸市中央区栄町通6(撮影・風斗雅博)
「食のニーズに応え続けたい」。神明グループの商品を前に日本の農業を展望する藤尾益雄社長=神戸市中央区栄町通6(撮影・風斗雅博)

 売上高4千億円を超える神明ホールディングス。「日本の農業を守る」と掲げ、2025年度に5千億円、30年には1兆円を目指し成長を続ける。コメ卸を軸に、農業支援や食品の加工、卸売市場、外食チェーンも手がける。今年3月、藤尾益雄(みつお)氏(58)は会長兼社長を務める子会社元気寿司(ずし)の会議でうれしい場面に巡り合う。