阪急神戸線の高架延伸線開通90年を祝い、運行開始を待つ記念列車(左)と、通常の車両=西宮市長田町、阪急電鉄西宮車庫
阪急神戸線の高架延伸線開通90年を祝い、運行開始を待つ記念列車(左)と、通常の車両=西宮市長田町、阪急電鉄西宮車庫

 阪急電鉄は、神戸本線の高架延伸線(現王子公園-神戸三宮間)開通90年を記念し、「マルーン」と呼ばれる栗色の車体を開通当時と同じ配色に再現した特別列車を、3月2日から運行する。神戸本線の全車両は屋根に白色が入ったツートンカラーで、同社によると「フルマルーン」の車両が走るのは十数年ぶり。

 神戸本線は1920(大正9)年、大阪の梅田と、現神戸市立王子動物園西側に設けた神戸(上筒井)との間で開通。36(昭和11)年、現王子公園駅付近から分岐した高架延伸線が開通し、三宮に乗り入れた。

 特別塗装した列車は、阪神・淡路大震災を乗り越えた「7000系」の1編成。開業時の三宮駅ビルと当時の車両をあしらったヘッドマークを、先頭と最後尾の車両に付ける。車内には神戸三宮駅の歴史を紹介する写真ポスターを掲げ、各駅でも古い写真を展示する。

 同社の藤田雅之さん(57)は「昔の阪急電車を懐かしんでもらえたら」と話す。5月31日まで。運行のない日もある。(大島光貴)