「成人の日」の12日、20歳の門出を祝う式典が阪神間の6市1町で開かれた。華やかな振り袖やスーツに身を包んだ若者たちは友人との再会を喜び、将来への決意を新たにした。(池田大介、潮海陽香)
阪神甲子園球場(西宮市甲子園町)で開かれた「二十歳のつどい」には、約3千人が参加した。中学校名が記された旗がスタンドに並び、母校ごとに集まって着席。高校野球の試合開始を告げるサイレンを合図に始まり、実行委員の松尾采果(あやか)さんら3人がグラウンドに立ち、「立派な大人に近づけるよう主体的に行動する」と決意を述べた。
今春から硬式テニスチームでコーチを務める専門学校2年の磯尾楓月(ふづき)さんは「まだ未熟な自分が大人の仲間入りをすることに不安と責任を感じる。何かしらの形で周りに恩返しができる大人になりたい」と意気込んだ。天理大学硬式野球部2年の横田拓海さんは「たくさんの人に支えてもらったおかげで野球を続けてこられた。改めて周りに感謝したい」と話していた。
尼崎市西長洲町1のベイコム総合体育館では「20歳のセレモニー」があり、約2500人の若者が集まった。松本真市長は部活動退部や失恋、学業不振といった大学時代の挫折について触れ、「どんなに苦しくても目の前のことに誠実に向き合えば必ず道は開ける」とエールを送った。
代表あいさつでは、摂南大2年の隅田悠月さんらが登壇。コロナ禍で学校行事が相次いで中止になった中学時代を振り返りつつ、「不確実な時代を恐れず、自分たちの手で新しい時代をつくっていく」と力を込めた。
黒板や机を設置して教室を再現した一角もあり、晴れ着姿で幼なじみとの記念撮影を楽しんだ。インフルエンサーとして活動し、ユーチューブチャンネル「あみか部」の登録者数が400万人を超える田中杏美花(あみか)さんも参加。田中さんは「地元の友達がいたからこそ、今の明るさがある。『尼崎の顔』になれるぐらい頑張りたい」と夢を語った。























