神戸市垂水区の踏切で昨年1月、中国籍の観光客の女性2人が電車にはねられ死亡した事故で、2人の両親が山陽電鉄と男性運転士に対し計約1億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が27日、神戸地裁(渡部佳寿子裁判長)であった。遺族は山電が事故防止策を怠ったなどと主張し、山電側は請求棄却を求めた。
事故は昨年1月9日午後、山電の西舞子-大蔵谷間にある踏切で発生。運転士が踏切内にいる2人を発見しブレーキをかけたが、間に合わなかった。2人は国道の信号待ちをしていて踏切道を待機場所と誤った可能性がある。
遺族側は、同社が踏切の危険性を把握しながら、人が立ち入った際に運転士に注意を促す対策などをせず「安全性を欠いた状態を放置していた」などと主張した。また、2人の両親の陳述書を代理人弁護士が代読し「中国では鉄道の踏切に出合うことがなく、中国語の標識がない限りルールを知りようがない。命を奪ったのは踏切のインフラの不備」などと述べた。

























