民泊施設「じょんのやど」を開いたジョン・ハウレットさん(右)と妻の正美さん=姫路市飾磨区天神
民泊施設「じょんのやど」を開いたジョン・ハウレットさん(右)と妻の正美さん=姫路市飾磨区天神

 古くから港町の「飾磨津」として栄えた姫路市飾磨区天神に、築137年の古民家を改装した民泊施設「John’s House(ジョンズハウス)-じょんのやど」がオープンした。家主は元オーストラリア軍人のジョン・ハウレットさん(50)と、妻の正美さん。2人は「訪日客だけでなく地元の人にも訪れてもらい、グローバルとローカルをつなぐ場所にしたい」と話す。(成 将希)

 オーストラリア・メルボルン生まれのジョンさんは、地元の和食レストランに家族で通っていたことをきっかけに、日本文化に興味を持った。軍語学学校で日本語を学び、オーストラリア陸軍と陸上自衛隊の間を調整する「連絡将校」として2021年から神奈川県の陸上総隊司令部で勤務。着任間もなく会社員だった正美さんと出会い、意気投合。22年5月に結婚した。