不整脈の一種で、脳卒中や心不全の原因にもなる「持続性心房細動」を、特殊な電圧で撃退する最新治療「パルスフィールドアブレーション」が、姫路赤十字病院(姫路市下手野)で始まった。県内の病院では4院目で、加古川市以西では初めて。担当した同病院循環器内科不整脈診療部長の寺西仁医師(48)は「従来の治療の難点だった合併症が起きる恐れが少なく、安全性が高い」と利点を話す。(藤本賢市)
心房細動は、心臓の左心房にある肺静脈付近で異常な電気信号が起こる不整脈。慢性化すると血栓ができ、脳卒中や心不全を引き起こすこともある。発作が7日以上続く状態を持続性心房細動と呼ぶ。
























