バーベルを担いだスクワットなど3種目を体重別階級で競うパワーリフティングの公式大会が23日、姫路市立坊勢スポーツセンター(家島町坊勢)であった。坊勢島での開催は初めて。関東から中国地方に至る各地から選手たちが集まり、島の景色を楽しみながら鍛錬の成果を披露した。
競技の観戦や参加目的で旅行する「スポーツツーリズム」を地域振興につなげようと、県パワーリフティング協会が企画した。上部団体の日本パワーリフティング協会によると、練習用を含めバーベル3台程度を設営できる会場さえあれば、公式大会ができるという。過去には対馬(長崎県)や沖永良部島(鹿児島県)でも開催実績がある。
選手やスタッフら50人以上のほか、選手の家族やジム関係者らも来島。競技後に散策などを楽しめる自由時間が設けられた。前日の22日には競技体験会を行い、住民約30人が訪れた。
東京都の波多野力丸さん(28)は「空気が良くて緑もきれい。この機会に姫路城や赤穂にも行くつもり」と満足そうだった。坊勢区会の桂和徳区長(76)は「人を集めることが何より難しいので大勢来てくれて感謝。せっかくなので島を楽しんでほしい」と話した。
日本協会によると、全国で男女14~97歳の約8千人が選手登録しており、松谷昌典事務局長は「記録目的で公式戦に出たい人や生涯スポーツとして楽しむ人など、幅広い層からの参加が期待できる競技。地域を訪れるきっかけになる大会を今後も開きたい」としている。(中西幸大)
























