11月末で閉園予定の淡路ワールドパークONOKORO=淡路市塩田新島
11月末で閉園予定の淡路ワールドパークONOKORO=淡路市塩田新島

 淡路市塩田新島の観光施設「淡路ワールドパークONOKORO」が11月末で閉園することが分かった。アトラクションや建物などが老朽化し、修理費などの資金調達が困難なため。淡路市は9月1日に開会する市議会定例会に、同施設の設置・管理に関する条例の廃止案を提出する方針。(内田世紀、上田勇紀)

 同施設は、大鳴門橋開通の1985年に開催された「くにうみの祭典」のメイン会場として兵庫県が整備し、終了後は「おのころ愛ランド公園」として運営していたが、阪神・淡路大震災で被災。第三セクターを設立して大観覧車を新設するなど再整備し、明石海峡大橋が開通した98年にオープンした。

 初年度の入園者は100万人を超えたが、その後は低迷し経営が悪化。2007年度に公設民営化した。12年からは県が淡路市に施設を貸与し、地元の建設会社などが出資する「ONOKORO」が指定管理者となっていた。世界の有名建築を25分の1サイズで再現した「ミニチュアワールド」が知られている。

 閉園は、来年10月末の指定期間満了を控え、土地建物を所有する県と淡路市、ONOKOROの3者が協議し決めたという。

 淡路市は25日、幹部が市議会に条例廃止案などの概要を説明。「市の中枢的な観光施設として、市民や観光客に憩いと交流の場を提供するなど魅力あるまちづくりに大きく寄与してきた」とする一方、「施設・設備の老朽化が進んでおり、存続には多額の改修費用が必要なことから廃止する」とした。廃止後の活用方法については「県企業庁の土地なので、企業庁が考えることになる」と述べた。

 同施設の清水浩嗣支配人は「多くの方に長年楽しんでいただいたが、継続が困難となり残念だ。関係各位に力を貸していただき、スタッフの再就職に努めたい」と話した。