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通行人に献血の協力を呼び掛ける県赤十字血液センター職員=JR三ノ宮駅前
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通行人に献血の協力を呼び掛ける県赤十字血液センター職員=JR三ノ宮駅前

 新型コロナウイルスの感染拡大により、2月下旬から全国的に献血者数が減少している。外出の自粛などにより、兵庫県内の2月は前年同期比655人(3・8%)減。今月に入ると感染者の判明も続き、献血バスの運行中止・延期が相次いでおり、今後在庫が不足する恐れもある。県赤十字血液センター(神戸市中央区)は、広く協力を呼び掛ける。(井川朋宏)

 2月前半は全国で、1週間に計画する血液量に達していたが、16~22日は献血者約3800人分(計画血液量の5・5%)、23~29日は同約6100人分(同9・4%)足りなかった。特に国が感染症対策の基本方針を発表した25日以降、下げ幅が顕著だという。

 県内も同様の傾向で、2月分の献血者1万6454人は、昨年同期(1日から29日間)より655人少ない。新型肺炎により、4月まで予定されていた献血バスの運行は、県内の公共施設や病院など47カ所(3月5日時点)でも中止、延期が決まっている。献血バスが出張するイベントが中止になったり、同バスを利用する企業の在宅勤務が進んだりしたことも影響しているという。

 こうした状況を受け、白血病と闘っている競泳女子の池江璃花子選手(19)は5日、自身の公式ツイッターに「1人でも多くの方へ、ご協力お願いいたします」と投稿した。

 県内に7カ所ある献血ルームでは、感染症対策として、入り口にアルコール消毒液を設け、来場者の額を非接触式の体温計で測定。神戸市中央区の「ミント神戸15献血ルーム」では、6日から受付時間を30分延長し、減少の歯止めを図る。

 同施設を訪れた神戸大大学院1年の女子学生(23)=神戸市中央区=は「就活イベントなどがなくなって時間が空き、血液が足りないという情報を聞いて来た。今後も続けていきたい」と話した。

 血液はがんの治療や、薬の原料などに使われる。血液製剤は種類により、使用期限が採血後4日間と短いものもある。県赤十字血液センターの古東辰哉・献血推進課主事(37)は「これまでは災害などが起きても全国でカバーできたが、今回は全国規模で影響が出ている。このまま長期化すれば在庫が不足する危機感がある。健康な人は一人でも多く協力を」と訴えた。

 一方で、一時期に集中する可能性もあるため、できるだけ前日午後5時までの予約を呼び掛ける。同センターのホームページにある、各献血ルームの電話などで申し込む。同センターTEL078・222・5015

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