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臨時テント内で発熱患者を診察する医師ら=4月1日、西脇市下戸田、市立西脇病院
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 新型コロナウイルスの感染拡大について、神戸新聞社は兵庫県内72病院にアンケートを実施し、43病院から回答を得た。第2波に備え、患者の受け入れ態勢や診療機器の保有実態などを報告する。(霍見真一郎、井川朋宏)

■患者受け入れ準備 7割弱/隔離設備、専門機器の整備進む

 新型コロナウイルスの感染第2波が来た場合、感染患者を受け入れる用意があるかどうかを尋ねたところ、43病院中29カ所が「ある」(67%)と答えた。受け入れ用意がないとしたのは6カ所(14%)で、検討中が8カ所(19%)だった。

 感染拡大を防ぐ設備については、22病院が発熱外来用テント、陰圧ブースをそれぞれ保有(51%)していると答えた。「陰圧設備を備えた発熱外来のための医療用テントの購入(神戸市立医療センター西市民病院)」、「急性期病棟の一部を発熱患者専用に(阪神地域の病院)」「病室の陰圧化など設備投資を行っている(播磨地域の病院)」など、感染疑いの患者が、ほかの患者と交わらないよう隔離する備えが広がっている。

 急激に重症化することが知られているコロナ患者。アンケートでは、治療のために必要な専門機器類の保有実態も聞いた。43病院のうち41病院(95%)が人工呼吸器を保有しており、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」も、半数超に当たる23病院が備えている。

 43病院で最多51人のコロナ患者を受け入れ可能とした神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)は、陰圧室を69室準備。院内感染を経験した同病院は、コロナ治療と、高度・専門医療を両立するため、コロナ専用の臨時病棟整備を進めている。約100人の患者を受け入れた経験を生かし、感染の流行状況に応じた段階表を作成し、取り組むべき感染対策をまとめているという。

■発熱外来、7割超が設置/発熱急患には半数「躊躇」

 発熱外来の有無については、設置している病院が、7割超の31カ所に上った。公立、民間を問わず、屋外テントなどで、一般患者と疑いのある患者を分ける取り組みが広がっている。

 発熱の救急患者を受け入れる際、「躊躇(ちゅうちょ)するかどうか」を質問すると、回答が二分した。「ある」「少しある」とした病院が同数で計22カ所となり、わずかに半数を超えた。「ない」とした病院も20カ所あった。

 発熱の救急患者への対応を問うと、医療従事者が完全な個人防護具を身に着けた上で、患者の動線を分けるといった回答が目立った。問診票に基づくトリアージ(選別)や空間的・時間的隔離、陰圧個室での診療といった対策もあった。PCR検査や抗原検査などを実施する病院も一部にあった。

■PCR検査機導入に高い関心/12病院で抗原検査を実施

 保健所のPCR検査頼みにならないよう、各病院が自前の検査態勢を築こうとする動きが見えた。

 精度の高いPCR検査を求め、機器を購入する病院は、広域で確認された。「第2波」への具体的な備えを尋ねた記述欄には、「PCR検査機器の導入(神戸市内の病院)」「自院でのPCR検査実施態勢の整備(阪神地域の病院)」「PCR検査の院内検査態勢(播磨地域の病院)」など関心の高さをうかがわせた。

 PCRに比べて精度が高くないものの、短時間で感染の有無が判定できる「抗原検査」や、過去の感染歴が分かる「抗体検査」を活用し始めた医療機関も出てきた。

 回答を得た43病院のうち、6月末までに、抗原検査を12病院(28%)が、抗体検査を10病院(23%)が実施。中には、抗原検査を265件、抗体検査を477件も行っている病院もあった。

【調査方法】一定以上の病床数がある兵庫県内72病院に郵便でアンケート用紙を配布し、7月上旬にファクスやメールで43病院から回答を得た。書面で実名報道の可・不可を尋ねており、了承が得られた施設のみ記事中に病院名を記している。

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