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県立丹波医療センター=丹波市氷上町石生
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県立丹波医療センター=丹波市氷上町石生

 兵庫県立丹波医療センター(丹波市)で昨年、80代の男性患者に実施したコンピューター断層撮影装置(CT)検査の画像に写ったがんを見落とすなどのミスが2回あり、患者が死亡していたことが16日分かった。県立病院では2018年以降の発表分で、CT検査のミスによる重大な医療事故が7件相次いでいる。

 県病院局によると、男性は狭心症の持病で同センターに通院。19年3月に脚の痛みを訴えたためCT検査をし、肺に影が見つかった。放射線科医は経過観察を求める報告書を出したが、主治医が追加検査など十分な措置を怠ったという。

 さらに同年11月、同じ男性が太ももの痛みを訴え、CTで再検査したが、放射線科医が右肺にあった25ミリの腫瘍を見逃した。20年2月、別の病院で肺腺がんと診断された際には、既に脳に転移していた。男性は同年4月に亡くなったといい、県は遺族と1125万円の解決金で和解する方針。

 県立病院では今年に入り、1月に西宮病院と旧柏原病院(現丹波医療センター)で、10月に西宮病院と尼崎総合医療センター(尼崎市)での医療事故を公表。いずれもCT検査の画像確認ミスで、患者計4人のがんを見落としていた。

 県は、検査画像の確認漏れを通知するシステムを順次導入しているが、担当者は「ミスが相次ぎ大変申し訳ない。チェック体制を強化し再発防止に取り組む」としている。(藤井伸哉)

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