折り紙のキツネやウサギを演じ分ける南さん=青山公民館
折り紙のキツネやウサギを演じ分ける南さん=青山公民館

 子どもに良質な舞台作品を提供し続ける「劇団風の子関西」は年間200~250もの公演を各地で展開する。そんな劇団に三木市出身の団員がいると聞き、22日に青山公民館(三木市志染町青山3)で上演された「タックンとおりがみおじさん」を見に行った。(小西隆久)

 南博幸さん(66)=京都府。三木小、三木中、三木高を卒業した生粋の「みきっ子」だ。小学生から8年間続けたサッカーに「このままやり続けてもたいしたことはできない」と方針転換を決め「芸事に挑戦してみたい」と役者を志した。

 父は反対したが、琴や三味線を幼少期から習わせてくれた母の恵美子さんは応援してくれた。

 日本大学芸術学部を受験した帰り、「横浜放送映画専門学院」(後の日本映画大学)のガイダンスに参加すると「話が面白くて面白くて」。ほかの入試をすべてキャンセルして同学院に第3期生として入学した。

 同学院は、「楢山節考」と「うなぎ」でカンヌ国際映画祭のパルムドール(最高賞)に2度も輝いた映画監督の今村昌平さん(2006年死去)が設立。南さんが入学した頃の講師には、映画評論家の淀川長治さんらが名を連ねていた。