私服と制服の生徒が入り交じる北摂三田高校の授業風景=三田市狭間が丘1
私服と制服の生徒が入り交じる北摂三田高校の授業風景=三田市狭間が丘1

 北摂三田高校(三田市狭間が丘1)で、来年度から私服での登校が可能になる。三田特有の寒さ対策や多様性の尊重を目的に生徒会が主体となって服装規定を見直し、今月3日からは先行実施期間として私服登校が始まっている。丹有地区の全日制高校では初めてという。(尾仲由莉)

 三田の冬は寒い。同市内では、冬季休暇明けの昨年1月8日から2月末までの52日間のうち、約7割の36日間で最低気温が県内観測地点で最も低かった。また、2月25日には昨年1年間で県内最低となるマイナス7・5度を記録した。同校生徒の約8割が自転車通学をしており、寒さへの対策や凍結による転倒時の安全面の配慮が求められていた。