収穫される特産の「佐用もち大豆」=佐用町小赤松(撮影・辰巳直之)
収穫される特産の「佐用もち大豆」=佐用町小赤松(撮影・辰巳直之)

 五十音順で「さ行」の後は「た行」。そんなに都合よく「た」の付く食材はないだろう…と思いきや、佐用町の特産「佐用もち大豆」があった。播磨ならではの「さしすせそ」の番外編は「大豆(た)」。

 12月上旬。キンと冷たい空気が和らいだ午前11時ごろ、栽培農家の吉田将光さん(48)=佐用町下秋里=が機械に乗り、茶色く色づいた大豆を刈り取り始めた。この地域の昼夜の寒暖差は、良質な大豆の生育に欠かせない要素という。