ギネス記録を打ち立てたシュークリーム。なめらかなクリームが隙間なく詰まる=相生市陸、田口食品相生工場
ギネス記録を打ち立てたシュークリーム。なめらかなクリームが隙間なく詰まる=相生市陸、田口食品相生工場

 スイーツブランド「オランジェ」を展開する菓子製造業の田口食品(たつの市)が、ギネス世界記録を達成した。チャレンジしたのは「8時間で最も多く売れたシュークリーム」。今年1月、岡山県のスーパーで挑み、7千個以上を売り上げた。同社は「品質の高さが認められた。西播磨に根ざした企業としての価値を高める結果だ」と喜ぶ。(佐藤健介)

 快挙を成し遂げたのは、同ブランドの代表的な商品「ひかえめに言ってクリーム多めのシュークリーム」。2021年から相生工場(相生市陸)で製造し、軽やかな食感のシュー生地の中に、なめらかでコクのあるクリームを隙間なく詰め込んでいる。

 クリームの量は一般的な商品に比べて1・5倍ほど多い70グラム超。圧迫感で生地が破れないよう技術力を駆使し、「ひかえめに言ってクリーム多め-」が名前負けしないボリュームを実現した。一口目から食べ終わりまで続く満足感が支持されているという。

 同社は北米や東アジアなどに、シュークリームなどの洋生菓子やアイスクリームを輸出している。海外でのブランド力をより高めようと、ギネスへの挑戦を申し込んだ。1月20日、マルナカ新倉敷店(岡山県倉敷市)で実施した。

 午前10時のスタート直後から売り場は大にぎわいだったといい、午後6時までの8時間に7052個を売り上げた。ギネスが設定した達成基準の2500個をはるかに上回り、単一店舗での記録として、世界の頂点に立った。

 「予想を上回る反響だった。今後は日常のおやつとしてだけでなく、『記録に挑戦し、達成した商品』というストーリーも含めて楽しんでほしい」と同社。4月からは「ギネス世界記録達成」を記載した特別パッケージのシュークリームを小売店で販売する予定だ。

 田口雄基常務(32)は「相生で作ったものが、世界に並ぶ。そんな誇りを従業員がより強く持つきっかけとしたい」と語った。