兵庫県知事選
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 -今回、兵庫県知事選の候補者は、4人とも政党の公認ではなく、無所属。推薦はどうなっているの?

 「1人が共産から、別の1人が自民、民進、公明、社民から県レベルの推薦。ほかの2人は政党の推薦はもらっていない。4年前は参院選と同じ日程だったこともあって、党首や幹事長クラスが連日のように兵庫入りしていた。前回と比べると、政党色が強くはないように見えるね」

 -兵庫県では、毎回無所属が多いの?

 「今回を含め19回の兵庫県知事選で立候補した延べ54人のうち無所属は43人いるんだ。兵庫以外も無所属が多くて、今の全国の知事47人中、当選時に無所属でなかったのは、大阪府の松井一郎知事だけ」

 「ただ、松井知事はもともとあった政党ではなく、地域政党『大阪維新の会』の公認だったね。今は松井知事が代表で、維新の府議も大勢入っている。東京の小池百合子都知事は以前、自民の国会議員で大臣も務めたけど、知事選には無所属で当選。その後、地域政党『都民ファーストの会』代表になった。2人とも議会に仲間を増やし、知事の仕事をしやすくしようとしているんだ」

 -選挙では、政党の力って強いのでしょ。

 「政党にはそれぞれ支持者がいて、その党の公認や推薦になると、支持者の票が期待できる。新聞やテレビでよく見る党の大物が支援に入ってきて、駅前などで演説すると、たくさんの人が集まるんだ。そこで『○○さんをよろしく』って呼び掛けると、候補者の名前を知られる機会になる。ただ、国会議員の選挙と違い、特定の政党の色がつきすぎると、他の政党の票を取ることができなくなる。『無党派』といって、支持政党がない人たちもかなり増えていて、あえて政党色を出さない方法もあるね」

 -政党の応援がないのに、選挙で戦えるの?

 「政党の力を借りずに選挙で勝つには『知名度』といって、大勢の有権者に顔と名前が知られていることが必要。候補者自身の知名度が高ければ、党の力を借りなくても有権者を集めることができる。政党の助けを受けず、しっかり政策を組み立てる力も必要だね」

 「自分の力で勝てれば、当選後は、政党の顔色をあまり気にせず、政策を進めることができる。知事としてやりたい仕事をしていくには、選挙で強いことが条件と言えるね。知事の権限は大きいから、それまで対立していた人たちを味方に付けるほど力を持つようになることもある」

 -知事は、どんな人たちから応援されて当選したかで、その後の立ち位置や姿勢も決まるんだね。

(段 貴則)

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