兵庫県内の販売店所長らが集まった神戸新聞販売店大会=11日午前、神戸市中央区港島中町6(撮影・小林良多)
兵庫県内の販売店所長らが集まった神戸新聞販売店大会=11日午前、神戸市中央区港島中町6(撮影・小林良多)

 神戸新聞創刊126周年を迎えた11日、神戸新聞販売店大会が神戸市中央区の神戸ポートピアホテルであった。兵庫県内の販売店所長や本社役員ら約140人が出席し、地域メディアの役割や責任、読者最優先の姿勢の継続などを確認した。

 高梨柳太郎社長は「無読者層が増える中、改めて新聞社や販売店の存在理由が問われている」と強調。取材力と地域密着の販売が強みとし、「今こそ地元紙の出番。地域の正しい情報を伝える正念場だ」と述べた。

 続いて、地域貢献や取材協力などで功績があった20店・グループを表彰。土曜日朝刊で連載した創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」のイベント協力賞には、交流サイト(SNS)で積極的に宣伝するなどした広谷大屋専売所(養父市)が選ばれた。

 神戸新聞販売店会の山上昌之会長は「失敗しても、動き続けるうちは無駄にはならない。全員で動きましょう」と呼びかけた。(名倉あかり)