神戸大などの研究チームが開発した、丈夫で海水でも分解できるバイオプラスチック(神戸大提供)
神戸大などの研究チームが開発した、丈夫で海水でも分解できるバイオプラスチック(神戸大提供)

 神戸大などの研究チームは10日、丈夫でありながらしなやかで加工しやすく、海水で分解されやすい新たなバイオプラスチックの開発と量産化に世界で初めて成功した、と米科学誌に発表した。プラスチックごみによる海洋汚染問題の解決に役立つと期待される。

 経済協力開発機構の2022年の報告書によると、海洋には推計3千万トンのプラごみが漂流。政府は30年までに、バイオプラの国内利用を約200万トンに引き上げる方針を掲げている。