神戸まつりのおまつりパレードで沿道に向かって手を振る増田明美会長(右から2人目)と、選手やアンバサダー=いずれも神戸市中央区加納町6
神戸まつりのおまつりパレードで沿道に向かって手を振る増田明美会長(右から2人目)と、選手やアンバサダー=いずれも神戸市中央区加納町6

 東アジア初開催となるパラ陸上の世界選手権開幕が近づく中、大会組織委員会は21日、神戸・三宮周辺で開かれた神戸まつりで大会をPRした。増田明美会長やパラアスリートらが目玉の「おまつりパレード」で練り歩き、沿道に向かって手を振りながら競技場での観戦を促したほか、競技用車いす(レーサー)の体験ブースも設けられ、来場者は競技の奥深さを肌で感じた。(門田晋一)

 世界パラ陸上は5月17~25日、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で開かれる。約100カ国から計約1300人が出場し、日本代表には兵庫県出身の4人を含む66人が名を連ねる。パリ・パラリンピックの前哨戦に位置付けられており、熱戦が繰り広げられる。

 パレードには増田会長のほか、大会アンバサダーで2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん、神戸在住・在勤の外国人「KOBE PRアンバサダー」ら計約60人が参加。男子円盤投げの新保大和選手=西宮市出身=や女子短距離の辻沙絵選手ら日本代表6人も一緒に歩いた。