明石海峡大橋の主塔の間に落ちる太陽=5日夕、神戸市中央区の神戸空港から(撮影・風斗雅博)
明石海峡大橋の主塔の間に落ちる太陽=5日夕、神戸市中央区の神戸空港から(撮影・風斗雅博)

 兵庫県内に晴れ間が広がった5日、神戸空港(神戸市中央区)の展望デッキから、明石海峡大橋の主塔の間に夕日が落ちていく期間限定の光景が見られた。

 大橋と夕日が重なる姿を遠望できるのは、年間を通じて春と秋のそれぞれ数日間だけという。水平線近くに雲がないなど天候条件がそろえば、海に落ちる夕日がゆがんで見える蜃気楼の一種「だるま夕日」も確認できる。

 日没が近づくにつれ、真っ赤な空に主塔の輪郭が浮かび上がる。集まった写真愛好家らは、雲間からまばゆい光を放つ太陽に熱心にシャッターを切っていた。

(風斗雅博)