27日に投開票される衆院選の当日投票所は兵庫県内1816カ所で、2005年の衆院選から300カ所も減った。これまで郡部での減少が主だったが、都市部での統合も目立ち始めた。一方、全県的に充実してきた期日前投票所は、今回の急な選挙で開けなかった場所もある。「政治とカネ」などの争点で注目される衆院選だが、準備の遅れは期日前投票にも影響しており、前回4回ぶりに上昇に転じた投票率の行方は見通せない状況だ。
阪神間きっての住宅都市・西宮市。有権者数は40万人弱で増加傾向にあるが、当日投票所は統合が進み、今回は96カ所に。前回の21年衆院選から16カ所の減だ。