神戸地裁姫路支部=姫路市北条1
神戸地裁姫路支部=姫路市北条1

 兵庫県多可町で昨年8月、交際相手の女性を殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた西脇市の元看護師、朝見健太被告(36)に対する裁判員裁判の初公判が3日、神戸地裁姫路支部(佐藤洋幸裁判長)であった。朝見被告は「特に間違いなかったです」と起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、昨年8月8日午後3時ごろ、女性=当時(37)=宅で、包丁で女性の腹部を1回突き刺して失血死させたとされる。

 冒頭陳述で検察側は、朝見被告がホームセンターで包丁を事前に購入して準備した上、腹部を貫通するほど突き刺したと指摘。「強固な殺意に基づいた犯行で、一定の計画性があった」と主張した。

 弁護側は朝見被告が刺した直後に自ら通報し、止血措置もしたことなどから「自らの過ちをすぐに認め、重大性を痛感している」として刑の減軽を求めた。

 被告人質問で、朝見被告は刺した当時の心境については「何も覚えていない。頭が真っ白だった」と述べた。包丁を持ち出した理由を聞かれると「(別れ話をされて)裏切られたという気持ちが強く、怒りが自分にあった」と説明した。