外部の成人女性2人と同時に交際し、うち1人の自宅に交番勤務を抜け出して制服姿で訪れていたとして、兵庫県警は12日、神戸市内の警察署の地域部門に勤務する男性巡査長(29)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。巡査長は同日付で依願退職した。
県警監察官室によると、巡査長は独身で、3月まで阪神地域の警察署で交番勤務をしていた。
交際期間は、いずれも1~7月ごろ。3月5、23日の夜には、うち1人の自宅を制服姿で訪れていた。女性宅は署の管内にあり、行き来には公用オートバイを使用。女性宅には両日とも10~15分ほど滞在し、私用スマートフォンでツーショット写真を撮っていた。
7月に「巡査長が不健全交際している」との情報が監察官室に寄せられ、発覚した。調査に「ばれないだろうと思っていた。制服姿を見せたかった」と話しているという。