通院の交通費を不正申告し約3万円をだまし取ったとして、兵庫県警は14日、神戸市内の警察署の地域部門に勤務する男性巡査部長(47)を停職6カ月の懲戒処分にした。
監察官室によると、巡査部長は2022年5月、勤務中に負傷したと申告して公務災害の認定を受け、23年5月には私用で負傷したと保険会社に申告。通勤手当の支給区間なのに重複請求したり遠回りの経路を申告したりし、通院に伴う交通費を14回分、約3万円を詐取。ほかに14回分で約4万2千円を詐取しようとしたとされる。
巡査部長は「不正請求はしていない」と否認。県警は今年8月、詐欺と詐欺未遂の疑いで書類送検した。
また県警は今年5~6月の勤務中、スマートフォンで191回、金融商品を取引したとして、阪神地域の署の刑事部門に勤務する男性巡査長(27)を減給10分の1(3カ月)とした。
今年1月以降、県警の警察官に対する懲戒処分は今回を含めて28人目。
























