阪下漣さん(中央)ら昨年の東洋大姫路野球部のメンバーたち=21日午前、西宮市の甲子園球場(撮影・中西幸大)
阪下漣さん(中央)ら昨年の東洋大姫路野球部のメンバーたち=21日午前、西宮市の甲子園球場(撮影・中西幸大)

 終盤まで手に汗握る熱戦となった。2年連続で選抜高校野球大会に出場した東洋大姫路は21日、花咲徳栄(埼玉)との初戦に臨み、惜しくも2-3で敗れた。「よう頑張った」。スタンドでは応援団やOBが最後まで声援を送り、健闘をたたえた。

 先発した下山大翔投手は、五回まで相手の強力打線を無安打無得点に封じ込めるピッチング。チームは六回に先制したが、八回表、味方の失策も絡んで逆転を許した。打線は直後に1点を返したが、あと一歩及ばなかった。

 スタンドでは、詰めかけた応援団や保護者らがスクールカラーの青いメガホンを振り、応援歌を歌い、選手たちを鼓舞した。

 その最前列には、昨年、甲子園大会に春夏連続で出場し、卒業したばかりの野球部のOBたちもいた。

 前回のセンバツで背番号1を付けた阪下漣さん(18)は「(下山投手は)よく投げていた。打線がカバーしてほしかった」と悔しがった。夏に向けては「打たないと勝てない。エラーもあったので、守りから打撃につなげていってほしい」と後輩たちにエールを送った。

 対戦した花咲徳栄は2003年の第75回大会で、延長引き分け再試合を戦った相手だ。23年前に正捕手を務めた菰方崇博さん(40)=姫路市=は、長男の翔誠ちゃん(4)とともに観戦した。試合を振り返り「僕らの時と同じで、どちらが勝ってもおかしくない試合だった。本当によく頑張った」とねぎらった。スタンド前に整列するナインを見つめ、「悔しい思いをばねに、また甲子園に戻ってきてほしい」。(船田翔太、成 将希)

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