姫路-山梨 両チーム最多の21得点と奮闘した姫路の御子柴=赤穂市、品川リフラ赤穂市民総合体育館
姫路-山梨 両チーム最多の21得点と奮闘した姫路の御子柴=赤穂市、品川リフラ赤穂市民総合体育館

 バスケットボール女子の大樹生命Wリーグ2部は18日、品川リフラ赤穂市民総合体育館などで試合が行われた。

 姫路は56-78で山梨に完敗し、4連敗を喫して今年のホーム初戦を飾れなかった。前半で25-41とリードを許し、後半も反撃の糸口をつかめなかった。通算2勝17敗で最下位となっている。

 攻守で精彩を欠いた姫路が力負け。序盤からシュート確率で明暗が分かれた。男子で実績豊富な指揮1年目の天日ヘッドコーチは「まだ点が取れないチームだが、練習してきたことが全くできなかった」と断じた。

 今季も若手のみで挑み、開幕12連敗も昨季に並ぶ2勝を挙げた。新戦術の下、個々の成長も大きい。スピード抜群のガード御子柴は「点を取るのが仕事」との言葉通り、2部で最多得点の1試合平均15点超を挙げる。

 ただ秋以降は主力のエンデュランス、文屋、遠藤らが次々離脱。苦しい台所事情も、司令塔の那須は「自分たちのバスケを40分間貫けば、どこでも勝つチャンスはある」と、日々の蓄積を信じている。(井川朋宏)