「クライマーズ・ハイ」など社会派の作品で知られる映画監督の原田真人(はらだ・まさと)さんが8日死去した。76歳。静岡県出身。葬儀は近親者で行う。後日、お別れの会を開く予定。
米国で映画評論家として活動し、帰国後の1979年に「さらば映画の友よ インディアンサマー」で監督デビュー。「金融腐蝕列島 呪縛」「突入せよ!『あさま山荘』事件」などで注目を集め、日航ジャンボ機墜落事故を取材する記者らを描いた2008年の「クライマーズ・ハイ」はブルーリボン賞の作品賞に輝いた。
他の代表作に、終戦の決断の舞台裏を描いた「日本のいちばん長い日」など。近年は時代劇「燃えよ剣」など幅広い作品を手がけてきた。
























