全国でも珍しい「海を見下ろす駅」のJR鎧(よろい)駅(香美町香住区鎧)で、地下通路に縦約2メートル、横約10メートルの巨大アートがお目見えした。
日本海を望む絶好のロケーションにある鎧駅は、NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」や、ドラマ「砂の器」の撮影にも使われ、鉄道ファンらに人気だが、海側のホームへ渡る地下通路は薄暗く、観光客を迎えるには味気なかった。
町内五つの無人駅を生まれ変わらせるプロジェクトに取り組む一般社団法人「HiCO-BAY(ヒコベエ)」(同区若松)が、地下通路の壁面をペイントするワークショップを企画。プロジェクトは、JR香住駅の待合室に本を並べて貸し出す「ステーションライブラリー」に続く第2弾。