国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所(東京)と、兵庫県立芸術文化観光専門職大学(豊岡市山王町)による共同プロジェクトの一環で、難民問題を学ぶための映像作品の撮影が22、23の両日、豊岡総合高校(同市加広町)であった。脚本を担当した同大の平田オリザ学長や映画監督の深田晃司さん、俳優の二階堂ふみさんらが参加。同大生や同校の生徒も加わって撮影が進められた。(阿部江利)
UNHCRと同大は昨年11月、演劇の手法を使って難民問題を学べる教材開発について契約を締結した。シンパシー(同情)ではなく、エンパシー(共感)を持って他者や異なる文化、価値観を理解できる映像教材を作り、教育現場などで活用してもらう狙い。