日米関税合意に関して、記者団の取材に応じる石破首相=5日午前、首相官邸
 日米関税合意に関して、記者団の取材に応じる石破首相=5日午前、首相官邸

 石破茂首相は5日、日米関税交渉を巡る米大統領令署名を受け、首相続投方針に変わりがないかどうか記者団に問われ「別に関わりがあることではない」と官邸で記者団に述べ、続投する意向を重ねて示した。トランプ米大統領をぜひ日本に招待したいとの内容の親書を、赤沢亮正経済再生担当相を通じて届けたとも明らかにした。

 首相は7月の参院選大敗を受け、続投する理由の一つに日米関税交渉を挙げ理解を求めてきた。今月2日の両院議員総会で自身の進退に関し「しかるべき時に決断する」と踏み込んだが、自民党内では総裁選の前倒し論が広がっている。