人気商品「スリップインズ」のシューズなどが並ぶ「スケッチャーズ 神戸元町フラッグシップストア」=神戸市中央区元町通1
人気商品「スリップインズ」のシューズなどが並ぶ「スケッチャーズ 神戸元町フラッグシップストア」=神戸市中央区元町通1

 神戸元町商店街(神戸市中央区)の東端の入り口に、新店が相次ぎ登場する。4日には、昨年まで「ユニクロ神戸元町店」が入っていた「VEGAビル」の1、2階に米スニーカー大手「スケッチャーズ」の店舗が開業。南向かいの「国際楽器新元町ビル」1階には、本革製品を扱う「LIB(リブ)神戸元町店」が5日にオープンする。

 スケッチャーズの新店は「神戸元町フラッグシップストア」。約50メートル西に「神戸元町店」があるが、売り上げが好調のため旗艦店を設けることにした。神戸元町店も引き続き営業する。

 店舗面積は関西地区最大の約650平方メートル。立ったまま履けるとして人気を集める「ハンズフリー スリップインズ」のスニーカーやスポーツ用シューズ、アパレル商品など常時500種類以上を用意する。

 一方、5日に開店するLIB神戸元町店は、社会課題を解決する事業を手がけるボーダレス・ジャパン(福岡市)が運営する。神戸元町店は国内20店目で、兵庫県内では神戸・三宮の地下街「さんちか」にある店に続き2店目となる。

 約66平方メートルの売り場で全12色のビジネスバッグや財布、名刺入れなどを扱う。開店記念として、巾着バッグや靴なども先行販売する。自社の生産工場はバングラデシュにあり、シングルマザーや障害者らを優先的に雇用しているという。

 同社の担当者は「商店街の入り口で人通りが多く、さまざまな人と接点を持てれば」と期待した。(大盛周平、谷口夏乃)