【ワシントン共同】米労働省は9日発表した雇用統計の基準改定の暫定値で、2025年3月まで1年間の非農業部門の就業者数を91万1千人下方修正した。雇用情勢がこれまでの想定より悪かったことになり、米連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ期待が一段と強まる可能性がある。

 非農業部門の就業者数は景気動向を敏感に示すとされる。改定の最終結果は26年2月に発表される。