セ・リーグ優勝の余韻を万博でも-。プロ野球阪神タイガースの選手が実際に使った野球道具や甲子園球場の土に触れられる展示が、大阪・関西万博の会場に登場した。ファンらが詰めかけ、行列ができる人気となっている。12日まで。
阪神電気鉄道が、東ゲート近くのフェスティバル・ステーション内に設けた観光PRブースにお目見えした。甲子園歴史館(西宮市)にある大山悠輔選手のバットと中野拓夢選手のバッティング用手袋、梅野隆太郎選手のキャッチャー用具を並べ、球場から持って来たグラウンドの土を置く。
訪れた人は土を手に「さらさら」「気持ちいい」などと歓声を上げ、バットを構えて記念写真を撮っていた。明石市出身の女性(51)=大阪市=は「甲子園の土に触れることなんてないのでうれしい」と笑顔。西宮市の男性(67)は「中野選手が好きで、(手袋に触れて)うるうるしている」と感激していた。午前10時~午後6時(12日は午後5時半まで)。(大島光貴)