阪神のリーグ優勝に伴い、マジック「0」が点灯され祝福ムードに包まれる尼崎中央三丁目商店街=8日午前、尼崎市神田中通3(撮影・吉田敦史)
阪神のリーグ優勝に伴い、マジック「0」が点灯され祝福ムードに包まれる尼崎中央三丁目商店街=8日午前、尼崎市神田中通3(撮影・吉田敦史)

 プロ野球阪神タイガースのリーグ優勝から一夜明けた8日、地元兵庫など関西各地の商業施設で記念セールが始まった。

 神戸・三宮の百貨店神戸阪急では、午前7時半ごろから並び始めた客の列が約300人に及び、10時の予定を5分ほど早めてオープン。藤川球児監督の背番号22にちなんだ特価商品、人気キャラクターのコラボグッズなど、全館がタイガース色に染まった。

 神戸市兵庫区の自営業の男性(68)は義母のために「V」のロゴ入り膝かけを購入。「今朝もニュースや動画で余韻を味わった。優勝を実感できるグッズを集めたい」と、近くの「ジョーシン三宮1ばん館」へ向かった。

 「日本一早いマジック点灯」で知られる尼崎市の尼崎中央三丁目商店街ではマジック「ゼロ」の点灯式があり、「六甲おろし」の熱唱と万歳三唱も起きた。

 優勝直後からハイボールとチューハイを1杯無料で提供した沖縄料理店「てぃだ」の店員(29)は「日本シリーズも頑張って、尼崎の経済をまわしてほしい」。試合後に友人とビールかけをしたという尼崎市の男性(51)は「阪神の優勝で尼崎が盛りあがりうれしい」と笑顔だった。(広岡磨璃、潮海陽香)